二人セゾン
ある日曜日の朝。
子供達と遅めの朝食を食べながらなんとなく見ていたテレビ番組で不思議なワードを耳にした。
「二人セゾン」
?
どういう意味だろう?
それが僕と欅坂46の出会いだった。
早速Google先生に聞いてみたところ、「セゾン」はフランス語で「季節」という意味であることがわかった。
・・・なるほど?
「二人のセゾン」ではなく「二人セゾン」。
この何とも不思議な響きの言葉を、切ないメロディーに合わせて少女たちが歌い、踊る。
青春時代の、あの何とも言えないキラキラした感じの、陽射しの強さや空気感を見事に表現した映像は、一度観ただけで忘れられなくなるほど、僕の中に深く印象を刻んだ。
ーそれがはじまり。
だから、僕は未だに彼女たちが「笑わないアイドル」と呼ばれることに物凄く違和感を感じる。
だって、僕が出会ったときには彼女たちは笑っていたから。
笑わないんじゃない。
全てにおいて、全力で一生懸命なんだ。
彼女たちが他のアイドルたちと違うところは、パフォーマンスが「エモい」ということだと思っている。
みんな一生懸命やってるのは間違いないし、ダンスも歌も上手な子は他のグループにたくさんいる。
なんて言えるほど他のアイドルを知っているわけでもなく、むしろアイドルというものに関してはほとんど無知に近いのだけれど、そう感じる。
そんな「エモい」パフォーマンスに惹かれて、僕は彼女たちを応援することに決めたのだと思う。
限りなくインドア派で、最後に観たライブは・・・15年くらい前のドリカムかエアロスミスだったかな、っていうくらいライブにも足を運ばない僕が、
「ライブを観てみたい!!!」
と思ったのも、そのエモーションを直に感じてみたくなったから。
たぶん、そういうことなんだろう。
その後、2017年7月の欅共和国、同年8月の幕張メッセ、2018年4月のアニバーサリーライブ、同年7月に二度目の欅共和国とこれまでに4回足を運んだ。
ただ、アイドル初心者のおじさんがひとりで行くのはとても勇気が要ることなので、小学生の娘を無理矢理同行させて親子席での鑑賞だったのだけど。
それでも、ライブってこんなに楽しかったっけ?って思うくらい、メンバーも、ファンの方達も、みんな一生懸命で凄かった。
ーーーここで、一言だけ苦言を呈したい。
ライブにアンコールは付き物だけれど、どうせやると分かっていてもアンコールの声はみんなもっと張った方がいい。
なんか予定調和的な、なんとも居心地の悪い時間がそこにはある。
もしこれを読んでくれている欅ファンの方がいたら、ぜひお願いしたい。
アンコールの掛け声も、もっとみんなで盛り上がろうぜ!!
おじさんももっと声を張ってアンコール叫びたいけど、若いファンの方達はきっと引いちゃうでしょ?
だからズルいかもしれないけど、若い皆さんにお願いしたい。
そしたら僕も喜んで便乗します^_^
長くなってしまったので、今日はここまで。
絶望と不安
本日、欅坂46メンバーの米谷奈々未さんが卒業すると発表がありました。
正直、もう絶望感と不安しか感じられませんでした。
・・・はじめまして、おじさん欅と申します。
名前の通り、1972年生まれのおじさんですが、アイドルグループ欅坂46を影ながら応援している一人です。
僕は基本的には箱推しなのですが、中でも一番の推しメンである米谷奈々未さんが卒業するという情報が突然飛び込んできて・・・
「マジかぁー・・・!!」
欅坂46では先日、今泉佑唯さんがグループ初の卒業を発表し、その時も
「エエェー・・・!?」
と胸をえぐられるような気持ちになったのですが、今回はそれを上回る「絶望感」と「不安感」に襲われてしまいました。
その背景には、欅坂46というグループが現在、そのグループ史上最も不安定な状態にあるように見えることが関係しています。
志田愛佳さんと原田葵さんが活動を休止中、てちこと平手友梨奈さんはようやくグループ活動に復帰したもののまだ本調子ではなさそうだし、平手さんが映画「響」のためにグループ活動から離脱している間に長濱ねるさんが突出した人気を獲得し始め、徐々に他のメンバーも単独での活動が目立ち出した今日この頃。
レギュラー番組「欅って、書けない?」でもメンバー不揃いの回が多くなっている気がします。
そんな中、米谷さんの卒業発表。
もうね、おじさんは立ち直れないかもしれないほどのショックですよ。
そして現在活動休止中の二人ももしかして・・・などと思ってしまったり。
『21人の絆』はどうなってしまったんだ・・・!
とはいえ、若い彼女たちが自分の人生を迷って、悩んで、考えた結果です。
どんな結論を出そうとも、それを受け入れて温かく応援してあげることがおじさんの役目だと思っています。
この先、彼女たちはどんな風に変化していくのだろう。
「いつまでも欅坂46をやっていられる訳ではない」
それと同じく、いつまでも欅坂46のファンでいられる訳ではないのかもしれない。
そんなことを思いながら、明日もまた彼女たちの楽曲を聴き、活動を見守っていこうと思います。
ではまた。